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| 石垣島随一の景勝地、「日本百景」で国立公園に指定されている川平湾。この湾を見下ろしながら高台に通じる道を上がると森の中に、川平織からん工房があります。工房の営む深石隆司さん・美穂夫妻が、東京から石垣島に移り住んだのは30年以上前、うっそうと茂った熱帯の森を自分たちで切り開き、この工房を築きあげました。お弟子さんをとって、本格的な絹織物を教えながら、数年前より、「石垣島川平の自然と染織体験」として、自然・文化体験を観光のお客様向けに行っております。 |
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| 今回は、なるべく染料に関する植物を教えていただくように、崎枝半島の山の中に案内してもらいました。「これがオレンジ色の染料となるガジュマル、こっちが渋みのあるイタジイ、明るい黄色が出るフクギ」南の島の森は染色の素材の宝庫。染色は色を付けるだけでなく、抗菌作用を与えたり、糸を丈夫にする役割もあるそうです。魚網をオヒルギで染めたのは、網の腐食を防ぐため、島の人が生活を守る知恵でもあったそうです。お昼前に工房に戻りランチ。庭の農園で育てたオオタニワタリやピパーツのてんぷら、川平湾で獲れたアーサのお汁、シークァサーのゼリー、隆司さんが釣りに行った時はお魚、森の中の工房で食べる自然の恵みのランチは最高です。 |
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染めに要する時間は、どの染料を使うかによって変わっていきます。ガジュマルの単色は1時間、フクギとのグラデーションなら2時間、琉球藍の場合は単色でも3時間掛ります。フクギの鮮やかな黄色の上に、淡いガジュマルのオレンジがしっかり染まれば終了。庭で自然乾燥させます。乾くまで美穂さんに、織りについて教えて頂きました。絹を使った織物は、石垣島では川平織だけ、沖縄では、琉球王朝時代に首里王家の士族の為に織られ、今でも受け継がれているそうです。島の風に吹かれて出来あがった染物をはおってみました。石垣島の植物で自分で染めたものを身に付ける、いつどこででも、南の島の風を感じることができると思いました。 |
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