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【2026年】4月の天文現象
- 投稿日
- 2026.04.03
- カテゴリー
- 星空情報

クレジット:国立天文台
夕方、暗くなった頃の空を見上げると、西の空には冬の星座の星々がまだ残っています。その中で高い空には木星、低い空には金星が輝いています。月が19日には金星に、22日、23日には木星に近づきます。星空の中を移動していく月と惑星たちとの共演を楽しみましょう。4月こと座流星群が22日深夜から23日未明にかけて見頃を迎えます。流星の数は多くはありませんが、今年は月明かりの影響が少なく、比較的良い条件で観察できます。
月が金星に接近
クレジット:国立天文台
4月に入り、日の入り後の西の空には、宵の明星とも呼ばれる金星が見えます。3月に比べると、金星の高度が上がってきました。
19日には、細い月が金星に接近します。この日の月は、17日の新月の日を1日目とした3日目の月で「三日月」と呼びます。三日月は想像していたよりも、実際は細く感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
マイナス3.9等の明るさで輝く金星を目印に、三日月の形を確かめてみませんか。
月が木星に接近
クレジット:国立天文台
4月の木星は、日の入り後は空の高い位置で見え、夜遅い時間には北西の方へと沈んでいきます。
22日と23日には、月と木星が並んでいる様子が見られます。24日に上弦となるほぼ半月状の月とマイナス2.1等の明るさで輝く木星が並ぶ様子は、目を引く光景となるでしょう。木星は、ふたご座に位置しており、ふたご座の1等星のポルックス、2等星のカストルも近くにあるため、月の周りがにぎやかに見えるかもしれません。
歴史の古い4月こと座流星群を見てみよう
クレジット:国立天文台
4月こと座流星群は、毎年見られる流星群の一つです。その歴史はたいへん古く、紀元前687年に中国で観測されたのが最初の記録だとされています。普段の年は、さほど多くの流星が流れるわけではありませんが、時折、数多くの流星が出現することがあり、国内では1945年に、海外ではアメリカなどで1982年に流星数の増加が観測されています。
2026年の4月こと座流星群の極大(注1)は、4月23日5時頃と予想されています。日本では多くの地域ですでに薄明が始まっている時間帯ですが、その直前の3時頃には、比較的条件良く観察できそうです。
4月こと座流星群の流星が見え始めるのは、放射点(注2)が空に昇ってきた後の4月22日22時頃です(時刻や流星の見え方は東京付近の場合。以下同じ)。ただし、この時には、西の空に月があって月明かりが邪魔することと、流れる流星の数もわずかのため、観察の条件は良くありません。その後、23日0時頃(22日の深夜)に月が沈みます。このころには放射点が高くなり、極大時刻にも近づいていくことで、見える流星が増えていくでしょう。流星が最も多く見えるのは23日3時頃とみられ、空の暗い場所であれば1時間に10個程が見られるものと予想されます。また流星が多めに出現する場合には、流星数が1時間に15個程になることも期待されます(注3)。
流星は、放射点を中心に放射状に出現しますが、放射点付近だけでなくどちらの方向にも現れますので、なるべく空の広い範囲を見渡すようにしましょう。また、屋外の暗さに目が慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良いでしょう。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢で観察できます。事故に遭わないように十分注意し、マナーを守って観察をしてください。
(※国立天文台の記事を一部転載しております)






