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【2026年】10月の天文現象

投稿日
2026.10.02
カテゴリー
星空情報

クレジット:国立天文台

10月前半の宵の空では、天頂近くから西の空にかけて、夏の星座がまだ姿をとどめています。 このころ、東の空に控えている秋の星座たちは、10月後半になると宵の東から南の空にかけて見えるようになります。季節とともに、星座の顔ぶれも入れ替わっていきます。土星は10月4日に衝(しょう)となり、ほぼ一晩中観察が可能な見頃を迎えます。その土星には、月が10月24日に接近します。深夜から未明にかけて、東の空から火星と木星が昇ります。月は10月5日から7日にかけて、この2惑星に近づきます。

見頃を迎えた土星に月が接近

クレジット:国立天文台

10月4日に土星が衝(しょう)となり見頃を迎えます。衝の頃の土星は、地球から見てちょうど太陽と反対側に位置しています。このため土星は、日の入りの頃に東の空に昇り、真夜中には南の高い空で見え、日の出の頃に西の地平線へと沈んでいき、ほぼ一晩中観察できます。地球から見た土星の傾きによって、土星の環(わ)の開き具合が年々変化します。2025年にはほとんど真横から環を見る状態となり、非常に薄い(細い)環が見られました(写真参照)。2026年は土星の傾きがやや増し、環も少し開いて見えます。

10月24日には、月が土星に近づきます。宵の頃には、南東の空で月の下側に土星が並んで見られます。最も近づいて見えるのは19時頃です(東京の場合。各地で若干異なります)。ただし、離角(注)が約5.5度と月の見かけの直径の10倍ほども離れていますので、この時刻を過ぎても見た目の離れ具合はあまり変わらないように感じられるでしょう。月と土星が並ぶ様子は、25日の夜明け前に両天体が地平線に沈むまで観察できますので、ぜひじっくりとお楽しみください。

未明の空で月が火星と木星に近づく

クレジット:国立天文台

10月の上旬は、火星が夜半頃の東北東の空に姿を現し、明け方には東の高い空で見られるようになります(東京の場合。以下同じ)。1時台には木星も東北東の空に昇り、明け方にかけて、火星よりやや低い空で明るく輝く様子が見られます。10月5日から7日にかけては、月が火星、木星へと相次いで近づきます。

10月5日未明(4日深夜過ぎ)は、火星の少し上側に月が見られます。下弦を過ぎて半月よりも細くなった月のそばに、赤っぽく輝く火星を見つけてみましょう。また月のそばには、ふたご座の1等星ポルックスや2等星カストルも輝いています。

翌日の6日未明(5日深夜過ぎ)になると、月は移動し火星と木星の間に位置します。赤っぽい色の火星と、夜空の中でひときわ明るく輝く木星の間に細い月が並ぶ様子は、見る人の目を楽しませてくれることでしょう。また7日未明(6日深夜過ぎ)は、月は木星よりもやや低い位置に移動し、しし座の1等星レグルスの近くに見えるようになります。明るい天体の近くを2日ほどかけて月が移動していく様子をぜひ観察してみてください。

(※国立天文台の記事を一部転載しております)

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